
大会長挨拶
第66回日本歯科医療管理学会総会・学術大会の開催を迎えて

第66回日本歯科医療管理学会総会・学術大会
大会長 比嘉 良喬
(九州歯科医療管理学会 会長)
第66回日本歯科医療管理学会総会・学術大会を拝命しました、九州歯科医療管理学会会長の比嘉良喬です、2012年第53回大会「楽しい歯科医院」をテーマとして開催から、大学関係者以外としては異例の2回目の大会長となりました。前回は沖縄県歯科医師会会長でしたので、大船に乗った運営を行う事が出来ました。当時参加された皆様には、クーラーがないロビーで汗だくになった記憶しかないようで、今回の会場にはクーラーは大丈夫かと念を押されながら、2024年に開業した中小企業振興会館で開催される運びになりました事をご報告いたします。
今大会は九州歯科医療管理学会で引き受け、開催場所を沖縄県で行う、新しい形の学会運営となります。WEB会議やメーリングで企画を練りながら、大会の骨格を作ることができました。
今大会のテーマは「2040年 未来にむけての羅針盤」です。2025年問題も解決しないなか、第二次ベビーブーム世代が後期高齢者になる2040年。私たちの世代ではなく、30から40代のこれからの歯科界を担う世代に、どの様に伝えていくか重要な大会になるかと考えます。
第一軸:生産年齢人口と総人口は更に減り続けていく下降線のカーブの中で大きな節目の時期です。
第二軸:歯科界では、歯科医師需給問題に関連して新規歯科医師の参入が減り、現役歯科医師も高齢化し歯科医療の提供形態も新たな対応が求められている
第三軸:このような社会環境の中で我々は安全安心で良質な医療を安定的に提供すべく、新たなICT環境の中でどの様な形で変化対応していけばいいのかを考慮工夫しなければならない。
本大会では、2040年の超高齢社会に対して求められる歯科医療の形、そしてその期待に対応できる歯科医療従事者像を検討し、暑さ真っ盛りの沖縄で今何をすべきかを語り合いましょう。